やっと梅雨らしい雨が降りましたね。
去年ご近所さんから頂いた紫陽花の花を玄関脇の鉢に挿し木していました。その紫陽花
のつぼみがついて、心待ちにしていたら、見事に花が咲きました。
A「花を楽しみましたよ。」
B「花を楽しんだのですか?、どんな風に?」
A「咲き始めはちょっと小ぶりで、淡い黄緑色と薄いピンクのグラデーションが何か
初々しくて、とっても可愛らしかったんです。なので写真を撮りました!」
B「それからどうなったんですか?」
A「実は、その後の数日間は、花を見なかったんです。だから、変化する様子を知らな
いのです。」
B「では、何を楽しんだのですか?」
A「数日後に、同じ紫陽花の花を見た時の驚きです。」
B「驚きとは?」
A「同じ花とは思えない程の花の色の変化です。」
B「どう変わったのですか?」
A「淡い黄緑色は消え、赤に近い濃いピンク色になっていました。可憐なピンクの紫
陽花でしたが、目を惹くような鮮やかな色に染まり自己主張していました。」
B「あなたはその花の色に驚いたのですね?」
A「そうですねぇ・・。こんな色に変わるものなのかと驚きました。」
B「それから?」
A「何故変わったのだろうか? 土や天気が原因?・・から始まり、
環境が花の色を変えたのか? 花自信が変わるものなのか?・・と、思いを巡らせて
しみじみと眺めました。」
B「なるほど。一つの花を二度楽しんだという事ですか?」
A「はい。花が終わってしまわないうちにと、母が花瓶に挿しました。」
B「では、つぼみから濃いピンクへと徐々に変化する様子を観察していたら、もっと楽
しめたのではありませんか?」
A「う~ん、どうでしょう・・・(沈黙、10カウント)
可憐なピンクの紫陽花でしたが、目を惹くような鮮やかな色に染まり自己主張してい
たことに感動しました。色の変化ではなく、『変わった』ことに感動したのです。」
B「どういうことですか?」
A「『変わる』という事は『成長する』という事だと思いました。一株の紫陽花が成長
して変わっていくように、人も成長し変わっていく、変われる!と思ったのです。
紫陽花の花を見て感動し、勇気を貰う。そんな風に花を楽しみました。」
B「ふ~ん・・・。」
ひとりごとを逐語に起こしてみました。効果的な問いかけ・応答は難しいですね。
byいもあん♡